滋養強壮
滋養強壮にすっぽん
すっぽん ＝ 精力剤
と連想するくらい、すっぽんがスタミナアップさせる力のあることは知られています。
一度食いついたら離さない
と言われる位、スタミナたっぷりのイメージを持つ生き物です。
すっぽんの交尾の時間は、マムシに劣らず長く、数時間に及びます。
すっぽんの陰茎は５本の手の形をしており、体長２０センチのもので５センチ近くあります。
強壮剤として、重宝されるのも最もです。
浄血
すっぽんの粉末のところでもお話しましたが、現代人に最も必要なものは浄血です。
きれいな血液を作るということは、生殖機能を含めた腎機能を高め、肝臓の機能を活発化させ、ホルモンのはたらきを活発にして、
精力減退から身を守るのに役立つんです。
すっぽんのアミノ酸・ビタミン
アミノ酸は病気と闘う力の源・若さの源
約２０種類あるアミノ酸ですが 体内では８種類ほどの必須アミノ酸は体内では作れません。
スッポンにはすべてのアミノ酸がふんだんに含まれています。
特にグリシンは血栓融解をしてくれ、ヘキサデセン酸やエイコサペンタ酸が
悪玉コレステロールを除去する働きを持っています。
脳梗塞や脳血栓、動脈硬化、心臓病の大きな力になります。
必須アミノ酸
バリン
頭脳活力、筋肉運動の調整、情緒の安定などを保つ
スチオニン
消化器官の機能の円滑化、代謝を促す作用
メチオニン
肝臓や腎臓の細胞の再生、毛髪の発育促進。
肝臓の解毒機能を活発にし、肝臓壊死を予防する働きがある
ロイシン・イソロイシン
鎖式アミノ酸 タンパク質を作るのに絶対不可欠なもの。
フェニルアラニン
腎臓機能を保持する働きをし、尿の排泄を正常にコントロールします。
トリプトファン
これは濃い赤い血を作ります。
若々しい皮膚、つややかな毛髪もトリプトファンがなければ得られません。
また、ビタミンB郡の機能を助け、食欲増進にも役立ちます。
リジン
体の成長要素の大部分を受け持っています。
血液はリジンによって養われ、抗体が出来ます。
視力障害、特にクモ膜状角膜炎はリジン不足によっておこります。
筋肉の断続的けいれんもリジン不足からきます。
ヒスチジン
脳、神経はヒスチジンによって刺激され、養われます。脳の活性化には不可欠なものです。
アルギニン
精子の頭の部分は、主としてアルギニンで出来ています。
欠乏すると精障害、インポテンツ、不妊症、精力減退などが起きます。
マムシやすっぽんにはこのアルギニンが多く含まれています。
また、肝臓庇護作用、老廃物の無毒化と結合を防ぐ作用がある。
不飽和脂肪酸
すっぽんの脂肪はリノール酸やEPA などの不飽和脂肪酸で構成されていて 悪玉コレステロールを減少させてくれる。
脂肪の取りすぎは現代人の最大の悩みです。
動物性食品に多く含まれる飽和脂肪酸は取りすぎると血中の中性脂肪や動脈硬化を促進させるLDLコレステロール（通称悪玉コレステロール）を増加させるため、注意が必要です。
すっぽんの脂肪はもちろん不飽和脂肪酸。
悪玉コレステロールであるLDLコレステロールを減らす働きがあると注目されている脂肪酸です。
動脈硬化が進行すると脳卒中や心筋梗塞なども心配です。
不飽和脂肪酸は 若さと健康と元気の源です。
優れた動物性タンパクを含みながら、脂肪は体に良い不飽和脂肪酸
すっぽんが滋養強壮剤とされる要因のひとつでしょう。
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