スッポンの生態
すっぽんとは
すっぽん
爬虫網カメ目スッポン科 のスッポンの総称です。
すっぽんの更に詳しい種類は こちら を参考にしてください。
食用にされるのは、キョクトウすっぽん 通称 シナスッポンです。
甲羅は20〜50センチくらいまでです。
すっぽんとカメの大きな違いは、背の甲羅が丸く、平たく、柔らかいです。
特に甲羅の周りのエンペラと言われる外周2センチほどはフニャフニャです。
背の甲羅には他のカメに見られる六角形のうろこの板がありません。
腹の甲羅も柔らかく出来ています。
首が長いのも大きな特徴です。
伸ばしたときには胴体の0.8倍ほど伸びます。
口先は柔らかく、突き出しています。
驚くことにスッポンには歯がありません。
しかし、ペンチのような強力なあごを持っていて、噛み付いたら中々離しません。


カメと大きく違うのは、甲羅に六角形のうろこが無く、とても柔らかいです。
特に甲羅の縁 2センチくらいはエンペラと言われ、コラーゲンの固まりでプルプルしています。
口先はチューブのように突き出し、口には歯はありません。
噛みつくのは強力なアゴです。
噛みつく力はとても強力です。臆病ですので自分から噛みついてくる事はありません
が、噛みついても水の中に入れるとすぐに離します。
オスとメス
オスとメスの違いは、メスが丸みを帯び、少し小さく、尾が短いです。
逆にオスは、楕円形をしており、若干大きめで、尾が長いです。
しかし、これは800グラム位に成長した物の特徴であり、600グラム位まではその区別がほとんどありません。
というより、解体してみるとわかりますが、珍宝も小さい卵も両方持っているものもあり、環境で変化すると言われます。
成長したメスばかりを水槽に入れておくと、数パーセントがオスに変化すると言われています。
冬眠・産卵
熊と同じように、すっぽんも長期冬眠します。
他のカメと違い、水温が15度以下になると潜って冬眠します。
15度以上になると出てくる訳ですが、10月から4月まで半年以上も冬眠します。
半年以上も冬眠する生命力がすっぽんの真髄といえます。
7〜8月頃、産卵するわけですが 産卵場所は 川のそばの砂地です。
後ろ足で穴を掘り、数層に産んでいきます。
産卵が終わると砂をかぶせ卵を隠します。
すっぽんもどき
すっぽんは爬虫類網かめ目すっぽん科キョクトウスッポン属に分類される亀ですが、
スッポンモドキとは爬虫類網かめ目スッポンモドキ科スッポンモドキ属に分類される亀です。
スッポンモドキは本種だけでスッポンモドキ科スッポンモドキ属を形成しています。
スッポンモドキの別名はブタハナガメです
鶴は千年、亀は万年
鶴は千年、亀は万年 と言いますが、実際 スッポンはそこまでは生きられません。
人間と同じくらい 長くても100年くらいでしょうか?
通常、卵を産む親カメは5歳位からです
すっぽんの各種成分
アミノ酸
イソロイシン | 2000mg/100g |
ロイシン | 3600mg/100g |
リジン | 3100mg/100g |
メチオ二ン | 6400mg/100g |
フエニルアラシン | 2000mg/100g |
スレオ二ン | 2200mg/100g |
パリン | 2200mg/100g |
トリフトファン | 490mg/100g |
シスチン | 390mg/100g |
アスパラギン酸 | 8600mg/100g |
アルギニン | 4100mg/100g |
チロシン | 1400mg/100g |
ヒスチジン | 1200mg/100g |
アラニン | 4600mg/100g |
クルタミン酸 | 4900mg/100g |
グリシン | 8200mg/100g |
プロリン | 4900mg/100g |
セリン | 2400mg/100g |
※赤字は体内でつくれないアミノ酸
ビタミン・ミネラル
ビタミンE | 4.8mg/100g |
カルシウム | 8200mg/100g |
ビタミンC | 5mg/100g |
ビタミンA効力 | 4000IU/100g |
ビタミンB1 | 0.28mg/100g |
ビタミンB2 | 0.69mg/100g |
この豊富なアミノ酸・ビタミン・ミネラルを自然のまま製品にしました。